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星形のケーキと白いお皿

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お菓子や料理の成型や装飾はしばしばやきものの仕事ととても似ているように思います。
このようなカップケーキがどういう型の使い方をしているかというふうなことがふと気に掛かったりするのです。
星のかたちのこのうつくしいケーキは地元のゾンネ・ウント・グリュックというお店のもの。

白無地のお皿はフランスの ジアン社 で1871-5に作られたものだそうです。
近ごろ人気の古いオランダデルフトでなくても全くひけを取らない。
器の底を見れば高台も削られており中央にはロゴマークも押されているのでああいう素朴な手仕事よりは余程変化してはいるがその確かなかたちと釉薬のうつくしさはむしろデルフト以上に好きな感じだったのでよろこんで求めた。
普段使い用にと思って二枚求めたがもう一方は1886-1938までのわりに長い期間用いられたロゴが押してあり、この二枚の皿が作られた間にほぼ同寸同型のものであるにも関わらず様々な製陶技術上の変化が見てとれるのも面白い。
これらは全く別物でありそれぞれにうつくしい。
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by hanakari | 2008-07-24 06:21 | たべもの

リーチ工房のタンカード

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イギリスの西南部にあるセントアイブスのバーナードリーチ工房のタンカード。
リーチは自らの作品とともに職人や弟子たちとともにスタンダードウェアとしてこのような普段使いのための量産品をデザインして作り続けていました。
ビールかなにかを飲む器で普通にマグカップにするには大きすぎて使わないでいたのですが、暑い日中に大汗をかきながらの仕事のときはこれにたっぷりの氷とアールグレイティーや麦茶などを入れて飲んでいます。
さすがにヨーロッパ人の仕事だけあってハンドルの曲線と親指を支えるボタンが見事に決まっています。
ハンドルの下部の渦巻きはいかにもリーチ好みな感じはするけれどこういうスタンダードウェアにはなくてもいいかなという気がしないでもないような気がします・・・
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by hanakari | 2008-07-19 23:56 | つちのもの

玄昌石の瓦

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瓦といえば一般的にはやきものだろうと思うのですが、これは東北地方で使われていた玄昌石という石の瓦です。
石の瓦ならこの前益子に行った時にもしばしば見かけたが栃木県の大谷石などが有名ですが、これはどっしりとした量感の大谷石の瓦よりも余程薄くてその質も堅そうに思われますし、鉛筆の芯のように真っ黒でつやのないこの風合いは石として見てもまた板としてみてもたいへん美しいと思います。
切って研ぎ出したとは思えないのでおそらくは石の目に沿って薄く割れるのではないかと思うのですが使い方も加工のしかたもどういうものなのか詳しくは知りません。
スレート葺きというとぼくなどはセメントのようなもので出来た屋根をイメージしますがこの玄昌石の屋根瓦もスレートと呼ぶようです。
こちらが本来のスレートなのかも知れませんね。
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by hanakari | 2008-07-09 22:16 | いしのもの