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カテゴリ:かねのもの( 27 )

PEUGEOT G-1 coffee grinder

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PEUGEOT/プジョーといえば今では自動車メーカーとして有名ですが、もともとは水車の挽き臼の歯車などを作る会社として創業したことは割と知られています。
今でも自動車ばかりではなくコーヒーや岩塩やコショウを挽くためのミルを作っているのですが、その創業100周年記念として1950-52年に作られたのがこのG-1というモデルのコーヒーミルなのだそうです。

ぼくもいつかなにかの写真でこのミルを見て以来ずっと気になっていたものを今年になってからようやく手に入れて、以来日々楽しみながら使っています。
古いものですが今なおガタひとつ無く現役で使えるのはたいしたものだと思います。


今日このミルを紹介したのは思い掛けなくも「コーヒーミルG-1」展の案内をいただいたからです。
この展覧会はデザイナーでかつ元麻布にある古美術店「さる山」の猿山修さんの協力・監修により「東青山」さんを会場として行われるようです。
こういうものに注目し焦点を当てた展覧会が開かれるというのは嬉しいことです。
ぼく自身は東京まではいけませんが少しでも多くの方に見ていただきたいと思います。

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「コーヒーミルG-1」展

期間 平成21年10月30日(金)〜11月8日(日) 月、火休み
時間 正午〜午後8時
場所 東青山 港区南青山6-1-6 パレス青山一階
協力/CORNES&CO.,LTD(PEUGEOT社輸入発売元)
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by hanakari | 2009-10-28 01:44 | かねのもの

中世の針

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ロンドンのテムズ川では引き潮になれば川底が現れ、砂に埋もれた古い遺物を探すことを楽しむ人たちが集まってくるのだそうです。
そこには陶器やガラスやコインなどの金属やいろいろなものがあるのでしょう。

これはテムズに限ったことではありませんが、暮らしの遺物はいったんその役目を終えたときには海に川に、あるいは穴を掘って地中へと捨てられました。
京都の街でも道路工事で掘り返している場所からは古い陶器のかけらなどがいくつものぞいていますし、生畑の畑や小さな川の底にも案外古いやきもののかけらが光っているのを時々見つけます。
ひとの暮らしがあった場所には暮らしの伴侶であったやきものが残されている。
そうして埋められたタイムカプセルを掘り起こしたいという願いには何とも本能的なロマンチックな夢があるように思います。

折々にロンドンの街で使われそして捨てられたスリップウェアのかけらを拾い集めては送って下さっているPaulさんYumiさん御夫妻からあるとき厚みはあるが軽い封筒が届きました。
これはかけらであるはずは無いと思ってなんだろうと開けてみて出て来たのがこの針でした。
それはとんでもなくうつくしいもので、いかにも時代を経てはいてもはっきりと残った鍍金と丸い頭の作りが何とも魅力的なものでした。
一目見てまるで百済か飛鳥の古墳から出て来たもののような印象を受けましたが、これは実際に思いがけないくらいに古く1400-1500年頃の衣服を縫うかわりに留めるための針なのだそうです。
そう聞いても巻きスカートの留ピンのようなものしかイメージ出来ないのですがちょっと違うかもしれません。

スリップウェアのかけらは無論うれしいのですがこのような予想もしない未知のうつくしいものに出会った歓びはまた格別です。
西洋服飾史の資料としてはあるいは知られているのかもしれませんが、審美の世界では中世の針はおそらくその対象としてまだほとんど知られていないのではないかという気がしたのです。
まるで知らないひとつの美がここに追加されたような感動を覚えました。
早く紹介したかったのですがなにぶん小さなものですから写真に苦労して時間がかかりました。
結局送っていただいたままの状態で写したのです。
しばしば数本づつまとまって泥の中に埋もれているのだとのことですが、それにしてもこんな小さなものをよく見つけられるものだと驚きます。
いつもながらのお二人への感謝とともに、このような予想だにしなかったうつくしいものの発見を祝福したいと思いここに紹介させていただきます。
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by hanakari | 2009-07-19 00:11 | かねのもの

ポテトマッシャー

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西洋のアンティークを扱うお店にあったものでひときわ目を惹いた。
このブログはこのところほとんど更新できていないが窯を焚いてやきものを買っていただいた分は確実に何かうつくしいものを求めたので良いものがかなり集まっている。
しっかりと美の栄養を摂らないではよい仕事は出来る訳がない。
私蔵しないで出来るだけ共有してゆきたいとは思っているのでまた追々紹介してゆくつもりです。
値の張るものはなかなか手が届かないであきらめざるを得ない場合も少なくないが、いうまでもなく値段と美とは別問題でもったいないくらいに安いものにもとんでもなくうつくしいものはいくらでもあるのがありがたい。

これはお店の方によると1900年代前期のイギリスのものだそうで、そういうことはよくわからないけれども木製のハンドルのやつれた風合いも金属部分の鈍い輝きからもそれ相応の年月を経て使い込まれて来たものだということは見て取れる。
轆轤で作った膨らみのあるハンドルから捻った太い三本の針金が伸びてジャガイモを潰す部分を支えている。
この道具には使い込まれた味わい以前に確かなバランスがある。
しかもまだまだしっかりと機能を果たすことも出来るのだからこれを求めない訳にはゆかなかった。
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by hanakari | 2009-06-30 02:10 | かねのもの

EUNOS ROADSTER

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最初のロードスターが発売されたのはちょっと調べて見ると1989年の9月のことですが、これはそれからおよそ半年後の車です。
EUNOSという聞きなれないブランドから出たこの車になんと綺麗なのだろうと驚き、そしてこれがマツダの新しいブランドのモデルだと知った時にはこんな車が国産で出たのかと2度驚いたものです。
まだぼくは当時は車を買うということさえ思いもよらない頃でしたが、それから10年後の1999の春に手に入れて以来8年半ほどで7万キロあまり乗りました。
この車は2人しか乗れないし、荷物も積めないし不便なこともありましたが、それでも軽やかに峠道をすいすいと走る運転するのがとても楽しい車でした。
見た目は相当おんぼろになっていましたが最後まで大好きだったのです。

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こちらは春に載せた桜の木の下での後ろ姿です。



車というのはちょっと特別なものでいろんな人といろんな処へ行った思い出がたくさんあるものですが、とうとうお別れの時がきてしまいました。
大変楽しく気持ちの良い時を共に過ごしたのです。
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by hanakari | 2007-12-31 06:15 | かねのもの

鉄鉢

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数年間手元に置いている托鉢のお坊さんが使う鉄鉢です。
薄い鉄に漆が掛けてあります。
軽くて丸底で両手で包んでもトンと置いた姿もまるで浮いているような感じがします。
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by hanakari | 2007-07-08 03:05 | かねのもの

フォーク

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これはアメリカ開拓時代のフォーク。
時代も素材も全く違うはずのものなのに広隆寺佛に瓜二つです。
かたや国宝中の国宝、かたや昔のごみ捨て場から拾われてきたその評価も全く逆のものですが同じ姿同じうつくしさ。
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by hanakari | 2007-05-30 09:01 | かねのもの

スコップ

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by hanakari | 2006-10-20 00:25 | かねのもの

空き缶

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空き缶に花を挿す。
ひとつ覚えの椿一輪。
雪があるので電気をつけなくても家の中が明るいのです。
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by hanakari | 2006-02-07 03:01 | かねのもの

閑谷学校再訪

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ここを見て頂いている方には覚えていて下さる方もあるでしょうか。
春に訪ねた閑谷学校の防火水栓

この時撮った感じを想い出しておんなじ感じで再び試して見ました。
季節はすっかり秋です。

それにしても気になるのは・・・
足もとの石ころよ、何処に行ったの。。。
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by hanakari | 2005-11-21 00:01 | かねのもの

銅の扉

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さらにもう一枚、閑谷学校からの最後の写真です。
以前ここで京都大徳寺の近くで見付けた鉄の扉を紹介したことがあります。
これは鉄としてその素材のうつくしさを十分に感じるものでしたが、今日は銅の扉です。
こちらもまた年月を経た銅ならではのうつくしい色合いと漆喰壁の白の対比に打たれました。

閑谷学校の写真をまとめてみました。
アルバム 閑谷学校 備前
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by hanakari | 2005-09-22 21:56 | かねのもの