お菓子や料理の成型や装飾はしばしばやきものの仕事ととても似ているように思います。
このようなカップケーキがどういう型の使い方をしているかというふうなことがふと気に掛かったりするのです。
星のかたちのこのうつくしいケーキは地元のゾンネ・ウント・グリュックというお店のもの。
白無地のお皿はフランスの
ジアン社 で1871-5に作られたものだそうです。
近ごろ人気の古いオランダデルフトでなくても全くひけを取らない。
器の底を見れば高台も削られており中央にはロゴマークも押されているのでああいう素朴な手仕事よりは余程変化してはいるがその確かなかたちと釉薬のうつくしさはむしろデルフト以上に好きな感じだったのでよろこんで求めた。
普段使い用にと思って二枚求めたがもう一方は1886-1938までのわりに長い期間用いられたロゴが押してあり、この二枚の皿が作られた間にほぼ同寸同型のものであるにも関わらず様々な製陶技術上の変化が見てとれるのも面白い。
これらは全く別物でありそれぞれにうつくしい。