丹波 流し釉蓋付壺

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平安時代の末期から続く丹波の窯ではこのような流し釉を装飾にした壺や甕が江戸時代初期からたくさん作り続けられています。
この一点は時代も下り、おそらくは大正頃にあたりまえに無数に作られた味噌か塩でも入れるための蓋付の壺ですがそれだけに仕事の成熟度はたいしたものでとんでもなくうつくしいもののように思います。
流し釉ばかりではなく、たっぷりした壺のかたちも粘土をきゅっと摘んでこしらえた蓋のつまみも泥釉の上りも申し分ないのです。
時代も若く数もたくさん残っているこういうものはまだまだあまり評価されていませんが丹波の産んだうつくしい品として今に大いに見直されることになると思います。
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by hanakari | 2007-09-01 23:09 | つちのもの
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